お知らせ

個人事業者等に対する安全衛生対策に関する議論の総括が行われました(2024/9/24)

9月6日、第166回労働政策審議会安全衛生分科会が開催され、個人事業者等に対する安全衛生対策に関する議論の総括が行われました。

個人事業者等に対する安全衛生対策については、「個人事業者等に対する安全衛生対策のあり方に関する検討会」報告書(令和5年10月27日公表)を踏まえた次の3つの論点のうち、2つは既に内容が固まっています。

 危険有害作業に係る個人事業者等の災害を防止するための対策①(個人事業者自身、注文者等による対策)
 → 第161回~第165回分科会にて議論

 危険有害作業に係る個人事業者等の災害を防止するための対策②(事業者による対策)
 → 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(令和6年厚生労働省令第80号。令和7年4月1日施行)

 危険有害作業以外の個人事業者等対策(過重労働、メンタルヘルス、健康管理等)
 → 「個人事業者等の健康管理に関するガイドライン」(令和6年5月28日)

第166回分科会においては、上記に係るものとして、次の項目に関する議論の総括が行われました。

【総論】
労働安全衛生法上の「個人事業者等」の範囲
労働安全衛生法で「個人事業者等」を保護し、または規制するにあたっての考え方

【各論】
個人事業者等の業務上の災害の把握等
個人事業者等の危険有害作業に係る災害を防止するための対策
 ・個人事業者等自身による措置やその実効性を確保するための仕組み
 ・注文者(発注者)による措置(注)
 ・発注者以外の災害原因となるリスクを生み出す者等による措置
個人事業者等や小規模事業者に対する支援
その他
 ・個人事業者等の特性を踏まえた対策の推進
 ・個人事業者等による労働基準監督署等への申告について
 (注)うち、「注文者等による安全上の指示」は別途ガイドライン等で対応(まとまり次第報告予定)

今後は、厚生労働省が提示した対応案に対する委員の意見を踏まえ、詳細検討が行われる予定です。