お知らせ

厚生労働省より、令和６年４月施行の裁量労働制の改正に対応した様式記載例が公表されています。

次の３つが公表されており、記入欄に関する変更点は次のとおりです。

●専門業務型裁量労働制に関する協定届（様式第13号（第24条の２の２第４項関係））

・「法人番号」欄を新設

・業務ごとに記入していた「協定の有効期間」欄を１カ所に変更

・「労働者の健康及び福祉を確保するために講ずる措置（労働者の労働時間の状況の把握方法）」欄を「労働者の健康及び福祉を確保するために講ずる措置」欄と「労働者の労働時間の状況の把握方法」欄に分割

・「対象業務の遂行の手段及び時間配分の決定等に関し、当該対象業務に従事する労働者に対し使用者が具体的な指示をしないことについての協定の有無」欄を新設

・「労働者の同意を得なければならないこと及び同意をしなかつた労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならないことについての協定の有無」欄を新設

・「同意の撤回に関する手続」欄を新設

・「労働者の労働時間の状況並びに労働者の健康及び福祉を確保するための措置の実施状況、労働者からの苦情の処理に関する措置の実施状況並びに同意及びその撤回に関する労働者ごとの記録を協定の有効期間中及び当該有効期間の満了後３年間保存することについての協定の有無」欄を新設

●企画業務型裁量労働制に関する決議届（様式第13号の２（第24条の２の３第１項関係））

・「法人番号」欄を新設

・「業務の種類」欄を「業務の内容」欄に変更

・「決議で定める労働時間」を「決議で定める１日のみなし労働時間」に変更

・「労働者の同意を得なければならないこと及び同意をしなかつた労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならないことについての決議の有無」欄を新設

・「労働者ごとの、労働時間の状況並びに当該労働者の健康及び福祉を確保するための措置として講じた措置、労働者からの苦情の処理に関する措置として講じた措置並びに労働者の同意に関する記録を保存することについての決議の有無」欄を「労働者の労働時間の状況並びに労働者の健康及び福祉を確保するための措置の実施状況、労働者からの苦情の処理に関する措置の実施状況並びに同意及びその撤回に関する労働者ごとの記録を決議の有効期間中及び当該有効期間の満了後３年間保存することについての決議の有無」欄に変更

・「運営規程に含まれている事項」欄の内容を「開催に関する事項・議長の選出に関する事項・決議の方法に関する事項・定足数に関する事項・委員会への情報開示に関する事項」から「・招集、定足数及び議事に関する事項・対象労働者に適用される評価制度及びこれに対応する賃金制度の内容の使用者からの説明に関する事項

・制度の趣旨に沿つた適正な運用の確保に関する事項・開催頻度を６箇月以内ごとに１回とすること」に変更

●企画業務型裁量労働制に関する報告（様式第13号の４（第24条の２の５第１項関係））

・「労働保険番号」欄を新設

・「法人番号」欄を新設

・「常時使用する労働者数」欄を新設

・「業務の種類」欄を「業務の内容」欄に変更

・「労働者数」欄を「制度の適用労働者数」欄に変更

・「同意した労働者数（同意を撤回した労働者数）」欄を新設

・「労働者の１箇月の労働時間の状況」欄を新設