お知らせ

専門性の高い人材に関する採用日程の弾力化が図られることとなりました(2023/4/12)

4月10日、第10回就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議が開催され、専門性の高い人材に関する採用日程の弾力化が図られることとなりました。

具体的な内容は、次のとおりです。

Ⅰ.内容
現行の就職・採用活動日程ルールを原則とする。
それに加えて、以下のⅡ.の人材については、
① 卒業・修了年度に入る直前の春休み以降のタイミングで、産学協議会が令和4(2022)年4月にまとめたタイプ3のうち専門活用型インターンシップを活用すること、かつ
② インターンシップ後の採用選考を経ること
により、6月の採用選考開始時期にとらわれないこととする。

Ⅱ.対象
対象となる人材については、産学協議会が令和4(2022)年4月にまとめたタイプ3のうち専門活用型インターンシップを通じて判断される者とする。

Ⅲ.留意事項
1.およびの実施にあたっては、

(1)透明性確保のため、の人材を求めるためにインターンシップを実施
する企業は、以下の内容を含む事項をHP等で公表する。
1)産学協議会(令和4(2022)年4月))に準拠したタイプ3のインターンシップの情報開示要件
① プログラムの趣旨(目的)
② 実施時期・期間、場所、募集人数、選抜方法、無給/有給等
③ 就業体験の内容(受入れ職場に関する情報を含む)
④ 就業体験を行う際に必要な能力
⑤ インターンシップにおけるフィードバック
⑥ 採用活動開始以降に限り、インターンシップを通じて取得した学生情報を活用する旨(活用内容の記載は任意)
⑦ 当該年度のインターンシップ実施計画(時期・回数・規模等)
⑧ インターンシップに係る実績概要(過去2~3年程度)
⑨ 採用選考活動等の実績概要
2)その他の開示要件
① 就業体験を行う際に学生に求める大学における学修成果水準(GPA 等)
② 就業体験を行う際に学生に求める専門的能力
③ 参考情報として、新卒一括採用に係る採用計画(採用人数等)

(2)多様な人材の活躍を促すため、実施企業は、新卒学生のみならず、博士課程学生、既卒学生、海外からの日本人及び外国人留学生など多様な人材にも、同様のインターンシップ、採用選考の機会を設ける。

(3)採用時には、就業後のキャリアパスの多様化に資するため、実施企業は、学生の専門性や能力を生かすことを考慮する。

2. 学生の学修時間の確保のため、引き続き、日程ルールが守られるよう、働きかける。
また、学生の職業選択の自由の確保のため、新卒等の採用を行う企業は、学生の幅広い就職活動を認めるため、学生の職業選択の自由を妨げる行為(いわゆるオワハラ等)は行わないこととする。その実効性の担保のため、学生が相談できる窓口を設けることとする。
大学は、学生に対し、内々定を受けた後であっても、引き続き就職活動ができる旨を周知徹底する。仮に不当な行為等があった場合には、キャリアセンター等の窓口で相談や企業に対する申し入れができることとする。 
また、ハローワークにおいても、学生からの相談を受けつけ、相談者の意向も踏まえつつ、事実確認の上で、適切に対処する。
政府は、就職・採用活動の状況を見ながら、所要の措置の検討を行う。