令和５年度厚生労働省所管予算概算要求が示されました(2022/9/2)
８月31日、厚生労働省から令和５年度厚生労働省所管予算概算要求が示されました。
重点要求として、次の３つが掲げられています（（ ）書きは概算要求額）。
●コロナ禍からの経済社会活動の回復を支える保健・医療・介護の構築（6,283億円）
●成長と分配の好循環に向けた「人への投資」（5,026億円）
●安心できる暮らしと包摂社会の実現（14兆4,927億円）
「人への投資」に関する項目としては、次の項目とともに主要施策が示されています。ここでは、主要施策のうち助成金に関係するものをピックアップして紹介します。
○最低賃金・賃金の引上げに向けた生産性向上等の推進、非正規雇用労働者への支援、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保、労働者・フリーランスの働く環境の整備（1,249億円）
→ 業務改善助成金（32億円）
→ 【拡充】キャリアアップ助成金（839億円）
○人への投資パッケージ（1,101億円）
→ 人材開発支援助成金（677億円）
→ 【拡充】キャリアアップ助成金による正社員化の推進（人への投資）（268億円）
○就職氷河期世代、若年者・新規学卒者の支援（834億円）
○円滑な労働移動、人材確保の支援（524億円）
→ 【新規】産業雇用安定助成金（スキルアップ支援コース）（仮称）（72億円）
→ 特定求職者雇用開発助成金 成長分野人材確保・育成コース（127億円）
○看護、介護、障害福祉の現場で働く方々の処遇改善の引き続きの実施（381億円）
○高齢者の就労・社会参加の促進（272億円）
○働き方改革の推進、ハラスメント対策（195億円）
○障害者の就労促進（186億円）
→ トライアル雇用助成金（障害者トライアルコース・短時間トライアルコース）（12億円）
→ 特定求職者雇用開発助成金（発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース）（6.3億円）
○多様な働き方の実現（131億円）
→ 【拡充】両立支援等助成金（104億円）
→ 【新規】働き方改革推進支援助成金（適用猶予業種等対応コース）（42億円）
○外国人に対する支援（104億円）
○女性の活躍促進 （49億円）
≪ 産業雇用安定助成金の計画届に記載できる対象労働者の出向時期が改正されました ｜ ９月１日からの業務改善助成金の拡充について ≫