出産育児一時金等の支給額見直しに関する関係政省令改正案のパブリックコメント募集が行われています(2021/6/15)
6月4日、厚生労働省は出産育児一時金等の支給額見直しに関する健康保険法施行令の改正政令案、健康保険法施行規則改正省令案のパブリックコメント募集を開始しました。
支給額の見直しは、産科医療補償制度の見直しによるもので、2022年1月以降の出産より、産科医療補償制度の加算対象となる出産に係る出産育児一時金の支給額は、次の額となります。
現 行:40.4 万円+加算額 1.6 万円 総額 42 万円
改正後:40.8 万円+加算額 1.2 万円 総額 42 万円
今後は、令和3年8月上旬に公布された後、令和4年1月1日より施行される見通しです。
なお、産科医療補償制度の見直しは、2018年に補償対象基準の見直しに関する要望等が寄せられたのを受けたもので、2022年1月以降に出生した児より、次のように基準が見直されることとなっています。
現 行:出生体重が1,400g以上であり、かつ、在胎週数が32週以上であること
在胎週数が28週以上であること
所定の低酸素状況の要件を満たすこと
改正後:在胎週数が28週以上であること
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