全面刷新となるテレワークガイドラインの改定案が示されました(2021/3/10)
3月4日、第38回労働政策審議会雇用環境・均等分科会の資料にて、テレワークガイドラインの改定案(以下、「案」という)が示されました
改定により、平成30年2月版から全面的に刷新され、名称も「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」へと変更されます(旧版は「情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン」)。
構成は次のようになっていて、テレワークに関する労務管理全般を扱った内容となっています。
1 趣旨
2 テレワークの形態
3 テレワークの導入に際しての留意点
4 労務管理上の留意点
5 テレワークのルールの策定と周知
6 様々な労働時間制度の活用周知
7 テレワークにおける労働時間管理の工夫
8 テレワークにおける安全衛生の確保
9 テレワークにおける労働災害の補償
10 テレワークの際のハラスメントへの対応
11 テレワークの際のセキュリティへの対応
また、労働者の心身の変調に気づきやすくするために事業者が活用する「テレワークを行う労働者の安全衛生を確保するためのチェックリスト(事業者用)」、労働者が適切な作業環境でテレワークを行えているかを確認できる、「自宅等においてテレワークを行う作業環境を確認するためのチェックリスト(労働者用)」も示されています。
チェックリストの構成は、次のようになっています。
【事業者用】
1 安全衛生管理体制について
2 安全衛生教育について
3 作業環境
4 健康確保対策について
5 メンタルヘルス対策
6 その他
【労働者用】
1 作業場所やその周辺の状況について
2 作業環境の明るさや温度等について
3 休憩等について
4 その他
≪ テレワークガイドライン改定案の詳細について(1) | 両立支援等助成金、人材確保等支援助成金、キャリアアップ助成金の改正について ≫