お知らせ

令和5年1月から導入される乗務後自動点呼の要領(案)に関するパブリックコメント募集が行われています(2022/11/24)

11月24日、国土交通省は、乗務後自動点呼要領(案)のパブリックコメント募集を開始しました。

これは、運送事業者が運転者に対して行う乗務前後の点呼について、運行管理における安全性の向上、労働環境の改善、人手不足の解消等を図るため、ICTの活用により、点呼に必要な運転者の情報の提供が可能な高度な点呼機器を使用することを条件に、対面点呼によらずに、他営業所の運転者に対して行う遠隔点呼や、始業時・終業時点呼における自動点呼の導入について、運行管理高度化検討会において検討したもので、遠隔点呼については既に令和4年4月1日より導入されています。

今般パブリックコメント募集が行われているのは、自動点呼に関するもので、点呼支援機器(ロボット等)に点呼における確認、指示、判断、記録の一部またはすべてを代替させて点呼を行うことが想定されていますが、従来の対面点呼と同等の確実性が担保されるものでなければならないため、実施項目が少なく実現が容易な乗務後点呼について、令和5年1月から自動点呼が導入されることとなりました。

乗務後自動点呼の導入後は、運行管理者等は点呼に立ち会う必要はありませんが、非常時に常に対応できる体制が必要となるため、要領(案)には乗務後自動点呼に使用する機器・システムが満たすべき要件や、運行管理者の対応が必要となる際の警報・通知に関する内容等が盛り込まれています。

具体的には、次のような構成となっています。

乗務後自動点呼機器の認定
 ・対象自動点呼機器
 ・申請
 ・自動点呼機器の認定
乗務後自動点呼の実施
 ・乗務後自動点呼の実施方法
 ・施設・環境要件
 ・運用上の遵守事項
 ・運輸支局長等への届出