カスタマーハラスメント対策企業マニュアル等が公表されています(2022/3/1)
2月25日、厚生労働省は、カスタマーハラスメント防止対策の一環として、「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」や、マニュアルの概要版であるリーフレット、周知・啓発ポスターを公表しました。
マニュアルは次のような構成となっています。
1 カスタマーハラスメントの発生状況
2 カスタマーハラスメントとは
3 カスタマーハラスメント対策の必要性
4 企業が具体的に取り組むべきカスタマーハラスメント対策
5 企業の取組みのきっかけ、メリット、運用について
上記4では、次の9類型に応じた対応方法等が示されています。
●時間拘束型
●リピート型
●暴言型
●暴力型
●威嚇・脅迫型
●権威型
●店舗外拘束型
●SNS/インターネット上での誹謗中傷型
●セクシュアルハラスメント型
また、カスタマーハラスメントに発展させないための初期対応としては、次の3点を挙げています。
●対象となる事実、事象を明確かつ限定的に謝罪する
●状況を正確に把握する
●現場監督者(一時相談対応者)または相談窓口に情報共有する
この初期対応は、対応者が現場対応者か電話受付対応者か、もしくは顧客訪問での対応かによって対応の内容が異なるとして、それぞれの留意点も挙げられています。
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