「日本人社員も外国籍社員も 職場でのミスコミュニケーションを考える」動画教材と学びの手引きが公表されています(2021/4/27)
4月26日、経済産業省は職場における日本人社員と外国籍社員の効果的なコミュニケーションに向けた学びを促進するための動画教材と学びの手引きを公表しました。
これは、外国人材の受入れや共生に際して効果的なコミュニケーションが図れるよう策定されたもので、実証調査に基づいてWeb上で活用できるように作成されたものです。
学びの手引きでは、いわゆる「空気を読む」日本人独特の会話が外国籍社員とのミスコミュニケーションの要因となっている可能性にも言及して、企業が特に押さえておくと良いポイントを12項目のチェックリストに整理したとされています。
動画教材および学びの手引きは、次のような構成となっています。
1 有識者による動画教材の解説
2 学習体験をした企業・従業員の声
3 シーン動画×18シーン(問題編(約1分)+解説編(約1分)の短編動画)
●仕事に関する文化・習慣の違いから生じるミスコミュニケーション
5分前行動/定時退社/チームでの仕事/資料の様式
●業務の指示や受け答えで生じるミスコミュニケーション
いいよ、大丈夫/仕事の締切/仕事の目的/わかりました
●評価やフィードバックで生じるミスコミュニケーション
注意の仕方/言いたいことははっきりと/ほめる/評価の基準
●配属やキャリアの視点で生じるミスコミュニケーション
配属/長期休暇/キャリアプラン
●その他の文化・価値観の違いから生じるミスコミュニケーション
宗教礼拝/飲みニケーション/ひとりぼっちの部下
4 ストーリー動画×2ストーリー(ストーリー(約3分)+解説編(約5分))
●複数のミスコミュニケーション1:仕事の後の仕事、人前での注意、わかりづらいお願い、など
●複数のミスコミュニケーション2:仕事の締切り、距離の取り方、仕事の進め方、など
5 付録:学習用ワークシート
●視聴した動画教材の登場するそれぞれの立場の気持ちを考えてください。
●この状況で何が問題(ミスコミュニケーションの要因)だと考えますか。
●あなたにも似たような経験はありますか。その時どう感じましたか。
●あなたが外国籍社員の立場だった場合、どのように行動し、どのように伝えますか。
●あなたが日本人上司・同僚の立場だった場合、どのように行動し、どのように伝えますか。
●それぞれの項目についてグループで話し合ってみましょう。話し合いで出た意見を書き出し、最後に振り返ってみましょう。
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